Atelier Paris 11éme

パリのお菓子教室

1月レッスン募集中

Menu1 抹茶小豆のガレット・デ・ロア  

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フランスでは新年のお祝いに欠かせない伝統菓子。みんなで分けて、中に仕込まれたフェーブと呼ばれる陶器の人形を引き当てた人は、今年1年幸福になるといわれています。 今年は中に抹茶のクリームとあんこを入れます。​小豆からあんこを炊く方法もお見せいたします。

 

Menu2 キャロットケーキ&スコーン

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アメリカやイギリスではとても親しまれているスイーツ。すりおろしたにんじんを加えることにより、材料が柔らかくなり出来上がりもしっとり濃密食感になります。クリームチーズのトッピングがさらにおいしい。 もう一品はスコーン。超簡単なお菓子ですが、焼き立ては最高。朝食にもぴったりですよ。

 

Menu3 クーロンヌ・デ・ロア

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ガレット・デ・ロアのパンバージョン。南仏やスペインではこちらが主流です。 本場ではドライフルーツを表面に飾り、オレンジの花の水を香りづけに使いますが、レッスンではより食べやすい、フランボワーズを入れたクリームを中にしのばせ、表面にクランブルを飾り華やかに仕上げます。 

 


開催日 

1/24(金)10:00 クーロンヌデロワ 残1
1/25(土)10:00 抹茶小豆のガレットデロア 残1
1/29(水)10:00 キャロットケーキ・スコーン


お申し込み

お名前とご希望日(第一希望、第二希望)、メニュー、ご連絡先をご記入の上こちらまでお申し込みください

場所  パリ11区

受講料 各45ユーロ

定員  各2~4名さま 

 

皆さまのお申し込みをお待ちしております。

✿レシピ✿ 抹茶とホワイトチョコのクッキー

最近意外だったこと。それはフランス人が意外にもアメリカンなクッキーが大好きってこと。

それで、そーえいばどこのケーキ屋さん、パン屋さんでもクッキーって売ってて、しかも一枚2~3€とお値段高め設定。ちなみにフランスでいうクッキーとは、本当にクッキーモンスターが食べているようなアメリカンなもので、味はちょっとやわらかくてカントリーマームをでかくしたようなものをさします。発音は『クッキィ』みたいな感じ。それ以外のもの、たとえば日本でいう型抜きクッキーはサブレと呼ばれています。

 クリスマスプレゼントにもクッキーの本をもらったので、ちょっとアレンジして作ってみたのが、こちら抹茶とホワイトチョコのクッキー。これ、あまりにおいしくてクリスマス以降累計50枚以上焼いて、全部完食!是非作ってみてくださいね。

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抹茶とホワイトチョコのクッキー(12枚分)

無塩バター 115g

三温糖 80g

上白糖 40g

卵 1個

小麦粉 200g

抹茶 大さじ1

ベーキングパウダー 小さじ1

ホワイトチョコ 100g

作り方

①無塩バターと砂糖類をよくすり混ぜ、溶きほぐした卵を少しずつ加え混ぜる。

②小麦粉、抹茶、ベーキングパウダーをふるい入れ、さっくりと混ぜる。

③②を12等分しボール状に丸め天板に並べ、あらかじめ160℃に予熱したオーブンに入れる。

④途中5分ほどで一度取り出し、砕いたホワイトチョコを上に並べさらに5分焼く。

⑤周囲が焼けて中心はまだやわらかい状態で取り出し天板の上で冷ます。

ピンクのビッシュ・ド・ノエル

もう一つのビュッシュはこちらです。

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ピンク、とにかくピンク、パー子さんもびっくりのピンクのケーキです。いくつになってもやっぱり乙女なケーキは人気。かわいくて目がキラキラします。

ちなみにこういったスタイルは、パリでは見たことありません。フランス人は一部オタクを除いて、一般的に可愛い系よりきれい系、かっこいい系が好き。パステル系より原色のドギツイ感じのほうが受けます。

BIO(オーガニック)の食材が大好きなパリジェンヌも、着色料まみれの真っ赤なケーキを頬張るのです。

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あと日本だとクリスマスはイチゴのケーキ!ですが、フランスではほとんど見かけません。イチゴは今、旬ではないから。今の旬は南半球で取れるパイナップルやライチで、確かにマルシェにはいっぱい並んでいます。ココナッツとパイナップルのビュッシュなんかもたまに見かけるのですが、おいしそうだけど食べたいと思わない私は立派な日本人です。

チョコとラムレーズンのビュッシュ・ド・ノエル

クリスマスケーキといえば、日本だと丸いショートケーキなんかにとりあえずサンタが乗っかているなんていうのもありですが、ここフランスではビュッシュです。

Bûche=薪という意味でキリストの誕生の際に夜通し絶やさずに暖炉に備えた薪をイメージしている、なんていう神々しい一説もあります。

ですので、フランスのお菓子の教科書なんかには必ず、この薪の形をしたケーキが載っています。

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ただ、こういう形はちょっとずつ減ってきていて、今はカラフルなムースや、キラッキラのチョコのケーキのほうが人気です。それでも、必ず形は細長くて、日本のような丸い形は見たことがありません。

ちなみに、ビュッシュは早ければ9月から、遅くとも11月には作り始めて、ひたすら冷凍しておきます。なので中にフレッシュなフルーツなんて入っていませんし、端っこのほうが当たったりすると乾燥してパサパサだったり。でもなんとなく毎年食べないといけないような気がするし、食べればやっぱりおいしく思ってしまう摩訶不思議なケーキです。

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パネットーネ

12月に入り、パリはストライキの嵐で大変なこととなっております。本当に革命好きな野蛮なエネルギッシュな国民性には、開いた口がふさがりません。ぽっかーん。

そうはいっても、やってくるノエル。レッスンでは、まずはクリスマスのパン、パネットーネをご紹介

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クリスマスのパンというとシュトーレンが有名です。フランス東部のアルザスやドイツの名物ですが、ここパリではこちらパネットーネのほうがメジャー。本来はイタリアのパンですが、パリでも、パン屋さんケーキ屋さんを始めスーパーなんかでも売っているくらいの人気。いわゆるブリオッシュのような甘めの生地にドライフルーツがたっぷり入った、いかにも贅沢パンです。

それでも、アーモンドやマジパン、バターをたっぷり使ったシュトーレンよりも軽めでヘルシー、そして原価がかからないことも、売り手、買い手ともに愛される理由です。簡単に言えば、パン屋さんにとってはシュトーレンより儲かるのです。

ちなみに私がパリのパン屋で働いていた時、あまりにもおいしくて残業してまで作り方を教わろうと思ったら、『パネトーネ専用粉』なるものが出てきて混ぜるだけで終了でした。。。。

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レッスンではもちろん、ちゃんと手ごねで作りましたよー。

 

 

秋のキッシュ

キッシュって日本ではやたらこ洒落た食べ物らしいですが、フランスでは、ただの軽食。金欠時のお昼にパン屋さんで買うものです。

 

1個4~5€(500円くらい)なので、まあレストランに行くより安上がりな感じです。でもパン屋さんのキッシュはたいていほとんどが生地で、中身がうっす~い。

なので家で作るときは、とにかく分厚くて具沢山を作ります。

 

それぞれの季節の旬の食材を入れて、チーズもたっぷり入れて熱々をフーフーしながら食べます。

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こちらは秋のキノコと栗を入れたキッシュ。栗の甘みがなんともおいしい。。。

 

そうそう、キッシュってフランスではパティシエのお仕事でもあります。

お店で働いていたころに、『本日のキッシュ』っていうのがあったのですが、それはたいてい『本日までに使い切らないといけない材料で作ったキッシュ』。なので、私は『本日のおススメ』系は信用していません(笑)

ほんと、どんどんひねくれていく。。。

 

とはいえ、レッスンで皆様にお作りいただいたキッシュは、本当に『おススメ』ですので、ご安心を!

 

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水玉マロンムース

秋になると、必ずレッスンに登場するのが栗のお菓子。

実はモンブランをはじめ、栗のお菓子は缶詰のペースト等を使うので年中作れるのですが、なぜか秋になると『やらねば~』という気になります。

先月は、定番のモンブランを開催したので、今月はこちら。

水玉マロンムース

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水玉模様のビスキュイが異常にかわいいムースです。こちらの水玉を描いた生地は他に文字を書いたり、絵を描いたりなんかもできます。

『LOVE』とか『死ね』とか好きなようにメッセージを書いてください。でも、転写される際に裏文字になりますのでお気をつけて。愛も怒りもきちんと伝えましょう。

 

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で、こちらが皆様の作品。意外と真面目です!