2月レッスンのお知らせ
Menu1 フランボワーズのタルトショコラ
2月はバレンタイン。チョコレートのタルトです。サクサクのタルトの中にフランボワーズ味のガナッシュを流し込みました。酸味と甘みのバランスが絶妙なタルトです。たっぷりのフランボワーズと香ばしいヌガッティーヌを飾ります。難しそうですが意外とご自宅でも再現できる、お勧めの一品です♪
Menu2 赤い実のシャルロット
もう一つのバレンタインケーキはシャルロット。貴婦人の帽子をイメージしたお菓子で、通常は丸い形に作りますが、バレンタインということでハートにしました。ふんわり優しい味のビスキュイの中には真っ赤なフルーツのムースを入れて、表面にはたっぷりベリー類を飾ります。プレゼントにも最適です♪
Menu3 針ねずみのチョコクリームパン
今年はネズミ年!ということでハリネズミの形のパンです。中にはチョコレートクリームを入れて。クリームパン風に仕上げます。表面にはたっぷりのアーモンドで、香ばしくおいしさアップ。お子様も大喜びなこと間違いなしの、キャラパン。お顔はご自由にお書きいただきますので、絵心持参でお越しくださいませ。
開催日 (2/5更新)
2/15(土) 10:00 タルトショコラ 残1
2/20(木) 10:00 針ねずみのパン
2/25(火) 10:00 タルトショコラ
2/26(水) 10:00 シャルロット 残2
お申し込み
お名前とご希望日(第一希望、第二希望)、メニュー、ご連絡先をご記入の上こちらまでお申し込みください
場所 パリ11区
受講料 各45ユーロ
定員 各2~4名さま
皆さまのお申し込みをお待ちしております。
✿レシピ✿ 苺のクラフティ
苺と生クリームが冷蔵庫に余っていたので、一番簡単で材料を買い足さなくてもい、それでいておいしくてかわいいお菓子を考えたら、これになりました。
苺のクラフティ。
冬のマルシェのイチゴは、甘くてジューシーなフランス産ではなく大粒で甘みの薄いしっかりした食感のモロッコ産が主流です。正直あまりおいしくなくて、目をつぶって食べると『なんの野菜?』って思うほどです。
でもこれを加熱すると酸味が飛んでちゃんと甘くなり、そして程よくやわらかい触感になります。なので焼き菓子にぴったり。しかも大粒なので焼いても沈まず存在感大!
クラフティはフランスの代表的なおうちお菓子。本当に簡単で混ぜるだけです。私はいつも大きめの計量カップにどんどん材料を入れて混ぜ、そのまま器に注ぎます。
出来上がりの熱々がおいしいですが、冷めてもちょっと固めのプリンといった感じでこれまたいい感じ。チェリーが有名ですが、いちごやアプリコット、いちじくなんかもおいしいので、季節のフルーツで是非試してみて!
苺のクラフティ(12センチのココット、2枚分)
卵 1個
グラニュー糖 35g
小麦粉 25g
生クリーム 300g
バニラオイル 少々
キルシュ(あれば) 小さじ1
苺(大粒) 7~8粒
作り方
①オーブンを180℃に予熱する。イチゴはヘタをとり半分にカットする。
②ボウルに卵を入れて泡だて器でほぐし、グラニュー糖を加えて混ぜる。小麦粉をふるいながら加えて混ぜる。
③生クリームを少しずつ加えて混ぜ、バニラオイルとキルシュを入れる。
④ココットに薄くバター(分量外)を塗る。イチゴを並べて③の生地を流し入れる。 180℃に予熱したオーブンで20~25分焼く。
⑤竹ぐしを中心に刺し、生地がついてこなければ出来上がり。
モンブラン
子供の頃に大嫌いだったのに今じゃすっかりとりこのケーキ、それがモンブラン。
今思えば、子供の頃のモンブランって黄色くて栗の甘露煮から作ってた気がします。ああ、昭和。。。
餡子が乗っかってるみたいで甘いだけで全然美味しくなーいって思っていました。今思えば、甘露煮をペーストにするなんて超贅沢な話。
いつの間にか、茶色い色の渋皮煮のペースを使ったものが主流になって、その頃から好きになり始めました。
秋のレッスンは必ずモンブランを取り入れて、今年はこれ。
モンブランロールケーキ
これは、本当に大好評でした。お家で復習されたなんてお話も聞いて、嬉しい限りです。
実は、フランスってそんなにモンブランは主流じゃなくて、庶民の使う街のパン屋兼ケーキ屋ではあまり売っていないのです。ちょっとした高めのケーキ屋さんじゃないとあまりなくて、フランス人でも『食べたことない』って言う人、結構います。
それが、この冬!なんと冷凍食品チェーンPicard(ピカール)で売り始めたからびっくり。中身はこんな感じで、2.8ユーロというびっくり価格。
ご覧の通り栗のクリームの部分がうすぅーいですが、ギリギリモンブランと名乗っても良いレベルです。残念ながらもちろん栗は一粒も入っていません🌰
ちなみに、お店ではあんまり売れてなさそうな感じでした。。。笑
1月レッスン募集中
Menu1 抹茶小豆のガレット・デ・ロア
フランスでは新年のお祝いに欠かせない伝統菓子。みんなで分けて、中に仕込まれたフェーブと呼ばれる陶器の人形を引き当てた人は、今年1年幸福になるといわれています。 今年は中に抹茶のクリームとあんこを入れます。小豆からあんこを炊く方法もお見せいたします。
Menu2 キャロットケーキ&スコーン
アメリカやイギリスではとても親しまれているスイーツ。すりおろしたにんじんを加えることにより、材料が柔らかくなり出来上がりもしっとり濃密食感になります。クリームチーズのトッピングがさらにおいしい。 もう一品はスコーン。超簡単なお菓子ですが、焼き立ては最高。朝食にもぴったりですよ。
Menu3 クーロンヌ・デ・ロア
ガレット・デ・ロアのパンバージョン。南仏やスペインではこちらが主流です。 本場ではドライフルーツを表面に飾り、オレンジの花の水を香りづけに使いますが、レッスンではより食べやすい、フランボワーズを入れたクリームを中にしのばせ、表面にクランブルを飾り華やかに仕上げます。
開催日
1/24(金)10:00 クーロンヌデロワ 残1
1/25(土)10:00 抹茶小豆のガレットデロア 残1
1/29(水)10:00 キャロットケーキ・スコーン
お申し込み
お名前とご希望日(第一希望、第二希望)、メニュー、ご連絡先をご記入の上こちらまでお申し込みください
場所 パリ11区
受講料 各45ユーロ
定員 各2~4名さま
皆さまのお申し込みをお待ちしております。
✿レシピ✿ 抹茶とホワイトチョコのクッキー
最近意外だったこと。それはフランス人が意外にもアメリカンなクッキーが大好きってこと。
それで、そーえいばどこのケーキ屋さん、パン屋さんでもクッキーって売ってて、しかも一枚2~3€とお値段高め設定。ちなみにフランスでいうクッキーとは、本当にクッキーモンスターが食べているようなアメリカンなもので、味はちょっとやわらかくてカントリーマームをでかくしたようなものをさします。発音は『クッキィイ』みたいな感じ。それ以外のもの、たとえば日本でいう型抜きクッキーはサブレと呼ばれています。
クリスマスプレゼントにもクッキーの本をもらったので、ちょっとアレンジして作ってみたのが、こちら抹茶とホワイトチョコのクッキー。これ、あまりにおいしくてクリスマス以降累計50枚以上焼いて、全部完食!是非作ってみてくださいね。
抹茶とホワイトチョコのクッキー(12枚分)
無塩バター 115g
三温糖 80g
上白糖 40g
卵 1個
小麦粉 200g
抹茶 大さじ1
ベーキングパウダー 小さじ1
ホワイトチョコ 100g
作り方
①無塩バターと砂糖類をよくすり混ぜ、溶きほぐした卵を少しずつ加え混ぜる。
②小麦粉、抹茶、ベーキングパウダーをふるい入れ、さっくりと混ぜる。
③②を12等分しボール状に丸め天板に並べ、あらかじめ160℃に予熱したオーブンに入れる。
④途中5分ほどで一度取り出し、砕いたホワイトチョコを上に並べさらに5分焼く。
⑤周囲が焼けて中心はまだやわらかい状態で取り出し天板の上で冷ます。
ピンクのビッシュ・ド・ノエル
もう一つのビュッシュはこちらです。
ピンク、とにかくピンク、パー子さんもびっくりのピンクのケーキです。いくつになってもやっぱり乙女なケーキは人気。かわいくて目がキラキラします。
ちなみにこういったスタイルは、パリでは見たことありません。フランス人は一部オタクを除いて、一般的に可愛い系よりきれい系、かっこいい系が好き。パステル系より原色のドギツイ感じのほうが受けます。
BIO(オーガニック)の食材が大好きなパリジェンヌも、着色料まみれの真っ赤なケーキを頬張るのです。
あと日本だとクリスマスはイチゴのケーキ!ですが、フランスではほとんど見かけません。イチゴは今、旬ではないから。今の旬は南半球で取れるパイナップルやライチで、確かにマルシェにはいっぱい並んでいます。ココナッツとパイナップルのビュッシュなんかもたまに見かけるのですが、おいしそうだけど食べたいと思わない私は立派な日本人です。
チョコとラムレーズンのビュッシュ・ド・ノエル
クリスマスケーキといえば、日本だと丸いショートケーキなんかにとりあえずサンタが乗っかているなんていうのもありですが、ここフランスではビュッシュです。
Bûche=薪という意味でキリストの誕生の際に夜通し絶やさずに暖炉に備えた薪をイメージしている、なんていう神々しい一説もあります。
ですので、フランスのお菓子の教科書なんかには必ず、この薪の形をしたケーキが載っています。
ただ、こういう形はちょっとずつ減ってきていて、今はカラフルなムースや、キラッキラのチョコのケーキのほうが人気です。それでも、必ず形は細長くて、日本のような丸い形は見たことがありません。
ちなみに、ビュッシュは早ければ9月から、遅くとも11月には作り始めて、ひたすら冷凍しておきます。なので中にフレッシュなフルーツなんて入っていませんし、端っこのほうが当たったりすると乾燥してパサパサだったり。でもなんとなく毎年食べないといけないような気がするし、食べればやっぱりおいしく思ってしまう摩訶不思議なケーキです。